ボウリングの部活動が楽しみであった女子生徒

石川県 横川健氏石川県 横川健氏

私は何十年間と部活動は成績で勝たなければダメなんだと思ってきた。

女子校の記録の中にロ−ゲ−ム記録というのがあって、22点を出した生徒がおりました。

この生徒は体育の授業も受けもっていたんです。

走らせれば遅い、50メートル走らすと15秒位かかる。泳げない。

バレ−ボ−ルを二人でさせるとボ−ルが向こうに飛ばない、いやがる、ゲ−ムをさせますと他の生徒がとってしまうのでいっぺんもボ−ルにさわれない。

バスケットやらすとボ−ルがバァ−ンと顔にあたる、そんな生徒が一人おりました。

部活動でもガタ−になったり形にならない、リズムにならない。

別扱いにしておりました。

ところがある時三者面談があって生徒と教員と父兄が一緒に話す機会があった。

その時ある母親が、ウチの子は部活だけが楽しみだ、体育は嫌いだ、みんなにバカにされるしイジメられる、でも部活の日には嬉々として行きます、部活はいいもんだとその母親がいったんです。

私は後で何という部であなたは何というお方ですかと聞いたら、その子の母親だったんです。

そういうことがあるんですね。

だからそういう生徒でも部活やる日が楽しみで楽しみで来ておった訳です。

ヘタでもやっぱり学校の部活というのはそ ういうよさがあるんです。

38年間教員やって初めてそういうことを知りました。

(「高等学校部活動導入レポ−ト」より抜粋)

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