注目の種目は「ボウリング」米高校スポ−ツ

ペンシルベニア州南東部、ツインバレ−高校の生徒たちが、代表チ−ム入りを目指して汗を流し、厳しい練習に取り組む。

同校のグランドでも、体育館でもない。

ここは地元のボウリング場だ。

米高校スポ−ツの新種目として、ボウリングが今、熱い視線を集めている。

同校女子チ−ムのキャプテンを務めるリンゼ−・ビトラ−さん(16)は、鮮やかなストライクを決めた後、「ボウリングが大好き。一生続けたい」と笑顔で語った。

場内では他校のチ−ムも練習中。

昔ながらの家族向けボウリング場が、高校生たちにすっかり占領されていた。

全米の高校のスポ−ツ活動などを統括するNFSHSAによると、04年から05年にかけて選手が最も増えた種目はボウリング。

男女合わせると、全米で4万人近くに達した。

新たにチ−ムを設けた高校も、ボウリングが一番多かった。

男子高校生の間で圧倒的な人気を誇るフットボ−ルの選手数は100万人以上、女子で一位のバスケットボ−ルは45万人を超えるが、増加率ではボウリングがはるかに上回っている。

チ−ムスポ−ツの正式種目としてボウリングを認定している州は16州と、99年の4倍に上がり、今後も増え続ける見通しだ。

人気の背景には、ボウリング人口の高齢化に危機感を抱く業界の「巻き返し作戦」があった。

ボウリング場経営者らが時間と予算を出し合い、各地の高校で校内ボウリング大会を開催。

体育の授業用にプラスチック製のボウリングセットを贈呈し、十代向けにダンスパ−ティ−や「夜光ボ−ル」などを取り入れたイベントも展開してきた。

こうした努力が実り、今や高校生の間でボウリングは「ク−ルな」スポ−ツになりつつある。

体格や運動神経にかかわらず、幅広い生徒たちが挑戦できることも魅力のひとつとされる。

「フットボ−ルもやるけど、ボウリングの方がプレッシャ−が小さく、その分楽しめる」とかたるのは、ツインバレ−高校のショ−ン・ハ−ス君(17)だ。

ただし、ほかのスポ−ツと同様、代表チ−ムに入るには相応の努力が要求される。

レ−ンのコンディションに合わせて球を替えたり、靴を調整したりするとなれば、かなりの投資も覚悟しなければならない。

空港で見かけるような車輪付きの専用カ−トに「最低3個は必要」とされる球を積み、選手たちはきょうも練習に向かう。

(CNN.co.jpより掲載)

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