■STOP!メタボリックシンドローム■
太っていなければ安心か? 共立女子大学家政学部 井上修二教授 肥満には「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」という二つのタイプがあり、生活習慣病の発病とより深い関係があるのは、後者の内臓脂肪型肥満です。 皮下脂肪型肥満では、おなかの表面の皮下に脂肪が溜まるのに対して、内臓脂肪型肥満は、おなかの中の内臓の周囲に脂肪が溜まった状態なので、体型からは太っているようには見えないことが少なくありません。 ですから「太っていなければ安心」とは言えません。 また、糖尿病や高脂血症、高血圧などの生活習慣病が、肥満とは別の原因で発病することもあります。
「メタボリック」基準 緩和を 人間総合科学大学 藤田紘一郎教授 太り過ぎが重大な病気の引き金になることは確かですが、統計的にはやや肥満気味の人の方が、やせた人よりもむしろ長寿であることが分かっています。 肥満の度合いは体格指数(BMI=体重を身長の2乗で割った数値)で表されます。 日本ではこの指数18.5〜24.9が正常とされ、厚生労働省は22〜23を推奨しています。国内では、BMIが24〜25くらいの人の寿命が最も長いというデ−タがあります。 米国でも25〜29.9の過体重の人々の死亡率が最も低い。 つまり、少し太り気味の人が最も長生きという結果です。 日本の判定基準だと、この最も元気な人々を病人扱いすることになってしまいかねません。 今の基準だと少しでも太るとレッドカ−ドですが、物事は何事もほどほどが肝心です。 運動も適度を心がけるべきで、強迫観念にとらわれてやり過ぎると免疫機能が下がります。 過剰なダイエットも体に悪い。 大いに食べ、活動的な人が、ある意味で日本社会を動かす中心になっている。 そんな人々を不安にさせて活力をそぐことになっては元も子もありません。 メタボリックシンドロ−ム・ネットには、イベント・セミナ−情報が掲載されている。 |