■総合型私の所見-13■
●地域の動きの中で 先日、総合型地域スポ−ツクラブの立ち上げに向かって準備を進めている、あるクラブの会合へ参加する機会を得ました。 中心になって動いているスタッフは勿論のこと、既存の地域組織の方々が一同に会し、クラブの必要性について真剣な討議がされていました。 このクラブの特徴は、地域の施設である公立小・中学校の施設を如何に有効活用し、地域のランドマ−ク的な存在として組織化するというものでした。 理念の中には、子ども達が5年後・10年後に地域の担い手として、リ−ダ−シップが発揮できる環境を整え、地域に戻ることによって自らが必要とされているというモチベ−ションが持てる場の構築を目指しています。 言うなれば、担い手を地域へ循環するシステムを、この総合型構想を通じて創り上げようというものでした。 確かに少子高齢化によって、地域の担い手が貧困となり、地域コミュニティを構成する人材も年々高齢化が進んでいます。 そういった意味でも、地域の課題として重大な問題なのでしょう。
この会合の中で、スタッフリ−ダ−から「地域の皆さんがやってみたいスポ−ツ」・「運営に必要だと思われるスポ−ツ」・「自分でこれなら伝えられるという文化」について、地域の皆様へ質問が投げ掛けられました。 町会・自治会長・青少年組織などからは、詩吟や囲碁・将棋、フラダンス、パッチワ−ク、絵皿の色付け、陶芸などといった分野の文化活動が積極的に挙げられました。 スポ−ツ活動はというと、卓球・バドミントン・テニスやペタンク・ディスクゴルフといったニュ−スポ−ツ(コミュニティスポ−ツ)が中心に提案されていました。 しかしながら、30数名の会議の中で、誰一人として「ボウリング」を提案された方はいませんでした。 会議の内容で、地域に点在する民間スポ−ツクラブや組織との融合も必要だということが強調されていたのですが、一向にボウリングやゴルフの名が挙がらなかったことは不思議な感がしました。
私が提案として、「ボウリングなど、とてもポピュラ−な種目で、皆さんに受け入れられるのでは?」と話題を向けてみると。 「継続した活動に向いていない」とか「青少年育成・社会教育の活動として相応しくない」とか「ボウリング場へ出向かなくてはならないし、受益者負担が大き過ぎて日々の活動としては如何なものか?」や「ボウリングはスポ−ツなの?一過性のイベントなどで利用したら?」などの意見に終始していました。 流石に「ボウリングって何?」とは出ませんでしたが、ボウリングへの理解度の低さに驚かされました。 それだけ、地域での認知度や浸透度が低いとうことが、ある意味証明されてしまった感は否めませんでした。 何故そのような意見に終始してしまうのか、ここら辺をボウリング業界の皆様には考えていただかなければならないのでは? つまり、業界内で感じられていること、ボウリング場内で受け取られている感覚と、現実はかけ離れた地域認識があることに気がつかなければならないのではないでしょうか?
私も、ここへ投稿させていただいていることや、もっとボウリングへの地域理解度や地域ニ−ズが高いと思っていたこともあり、この結果にかなり驚かされました。 これらの事実に対し、ボウリング関係者は真摯に受け止め、ボウリング場が存在する地域・地区に対する対応能力を高める必要があると考えます。 具体的な提言は、次回にさせていただこうと思います。 (太陽系) 以下次号へつづく。 |