| ■東大の世界戦略■
●海外の優秀な学生を取りに行く 東大学長 小宮山宏氏 日本は世界第2位の経済大国で、内にこもろうと思えばできるサイズ、だから危険だ。 偏狭なナショナリズムが出てくると、世界から取り残されてしまう。 日本にとって重要なのはアジアとヨ−ロッパ、アメリカだが、アメリカ一極化はよくない、文化の多様性の確保は人類にとって不可欠だ。 アジアでは、中国は当然としてインドも極めて重要だ、18歳人口は中国と同じ2千万人、日本は100万人ちょっとで、中国とインドを合わせるとその40倍だ。 国際化では、二つの観点がある、学術論文を通じた交流では十分に上だ。 問題は人の行き来、外国籍の人が少なすぎる。 海外の130拠点体制は必ずやる、拠点をつくれば東大の学生が海外に行きやすくなり、そこで学んだ海外の優秀な人材は東大に来たくなるだろう、親日家も増える。 学生も取りに行くことが必要だ。 中国の名門、復旦大(上海)の100周年記念事業に出た時、米エ−ル大の学長は中国の留学希望者に「優秀な学生しか入学を許さないが、許可したら全員授業料を免除し、奨学金を出す」と言ったら、みな拍手だ、勝負にならない、何とかしょうと奨学金をつくった。 女性の教員と学生も増やさないと、女性の元気が日本を明るくする一つの可能性だ、できることは全部やる。 3年連続の育児休業もOK、研究室にベビ−ベッドを貸し出すとも言っている。 * 関連記事 東大入学式の小宮山学長の式辞 インタ−ネットなどが発展し、大量の情報が楽に手に入るようになったが、その便利さに甘えず、常識を疑う確かな力を養ってほしい。 * 世界の大学の総合ランキング(06年9月発行の米ニュ−ズウィ−ク日本版) 1位 ハ−バ−ド大(米国) 2位 スタンフォ−ド大(米国) 2位 エ−ル大(米国) 16位 東大 29位京都大 |