■鈍感力■

●鈍感と鈍感力とは違う 作家 渡辺淳一氏

鈍感力を意識したのは少年期。

戦後すぐの混乱のとき、闇市などでたくましく生きていくやつに、すげえ、えらいとあこがれました。

どんなときにも明るく前向きに生きていくしたたかさが必要、と思ったのが始まりです。

長い人類の歴史では、安全の確保や食べることが最大主要なテ−マでした。

でも最近の日本からはそうした問題が消えてしまった。

頭脳だけ働いて、ねたみやストレス、意地悪に目が向き過敏になっている。

そういう人にこそ鈍感力が必要だと思う。

鈍感と鈍感力とは違う。

不正追及に居直る政治家は単なる鈍感だ。

鈍感力とは基本のところでは鋭敏さや見識を持ち、その上で能力をさらに伸ばす推進力、あるいは落ち込まない復元力ととらえてほしい。

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