■ゴルフ人生 山あり谷あり■

●プロゴルファ− 村口 史子(むらぐち・ふみこ)氏

高校卒業後、わずか3カ月ながら会社勤めをした。

人の名前を覚えるのが苦手な私には、OL生活はどうやら向いていなかったらしい。

千葉CCで、女性初の研修生として郡司洋先生に一から教わった。

5年でプロにならなければクビとくぎを刺されていたので、必死にならざるを得ない。

6時ごろからコ−スを走り、キャディ−業務などをこなした後でラウンド、帰りに練習場に寄って夜遅くまで球を打つ毎日。

休日も練習場へ行くことが多かった。

金欠病だったが、メンバ−さんにカンパを頂くなど親切にされ「男社会」の中でやりにくさを感じたことはない。

絶対プロになるんだと念じていた。

幸いに1990年、5年目でプロテストに合格した。

デビュ−当初は戸惑うことばかり。

予選落ちが続くと精神的にも参り、試合に出るのが嫌になったりもした。

ただ、ゴルフは個人競技。

一人で考える時間が大切だ。

宮里藍さん、横峯さくらさんら、強い選手は練習からマイペ−スを貫いている。

世代交代が進み、今季も新しい顔ぶれが目につく。

華やかさの半面、浮き沈みが激しいのも実力社会ならでは。

脚光を浴びていても突然スランプに陥ることはある。

アマチュアで鳴らしながら活躍できない選手もいる。

プロの世界は結果がすべてだ。

だからといって、人間性まで否定されるわけではない。

ゴルフ人生も山あり谷あり。

たとえ成績不振でも落ち込まず、前向きな気持ちをわすれないで。

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