| ■お鯉さん100歳■ 
阿波よしこのを歌うお鯉さん
●「阿波よしこの」名手 多田
小餘綾(ただ・こゆるぎ)さん(100歳)
阿波踊りの、独特の囃子(はやし)「よしこの」の名手が、地元では「お鯉さん」の芸名で知られた多田さんだ。
徳島市内の自宅には、10代から70代までの弟子が入れかわり、稽古にやってくる。
口癖は「間を大切に」。先月の誕生日に記念コンサ−トを開いた。「みなさん、100歳が弾く三味線がどんなんかいなと好奇心があっただけ」と、にべもない。リウマチを患い、手足にしびれを感じる。細かな指づかいがむずかしくなりつつあるが、「よしこのだけは体が覚えているから」。
晩酌に飲むコップ一杯のビ−ル、これが健康の秘訣という。
「私の体にはアルコ−ルがようけ入っています。今日は飲まんいうたら、うちのもんはみな心配するから」と笑う。「日に日に声がややこしくなってきました」と不安も見せるが、生涯現役を通すつもりだ。
「好きなよしこのを歌いながら百寿を迎え、芸者冥利につきます」
多田さんには、徳島市名誉市民の称号が贈られた。
●追悼 お鯉さん
多田 小餘綾さんは、4月6日、老衰で死去されました。100歳。心からご冥福をお祈りいたします。
お鯉さんへ
徳島市:徳島市名誉市民に多田
小餘綾さん

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