■病気予防・免疫力アップ-4■
免疫力アップの献立(昼)
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●免疫システムを支配する自律神経 新潟大学免疫学教授 安保 徹(あぼ とおる)氏

だれもが持っている免疫力。しかし、しょっちゅう風邪をひく人がいる一方、インフルエンザが大流行しても平気な人も。免疫力は人によって差があります。

免疫力に大きく影響するのが自律神経です。自律神経とは、呼吸や消化など意思とは無関係に体のはたらきを調整している神経系で、活動や興奮時にはたらく交感神経と、休息時やリラックス時にはたらく副交感神経からなります。これらは一方のはたらきが優位に立つともう片方がダウンして、シ−ソ−のようなバランスではたらきます。免疫システムはこのアップダウンに連動しており、交感神経優位だと顆粒球が増加、副交感神経優位だとリンパ球が増加します。

白血球をコントロールする自律神経
自律神経のおもな作用(正常範囲内)

交感神経と副交感神経がバランスよくはたらき、顆粒球とリンパ球の数が適度に増減しているのであれば何の問題もありません。問題はどちらかに傾いた状態が続くときです。交感神経の緊張が続くと顆粒球が増え過ぎて体内の有益な細胞まで攻撃します。そしてリンパ球が減少するため、小さな異物の処理力が落ち、免疫力が低下するわけです。その結果、風邪からガンまでさまざまな病気にかかりやすくなります。かといって、リンパ球が多過ぎのも問題です。異物に過剰反応して、花粉症などのアレルギ−を引き起こしてしまいます。

また、自律神経のバランスのくずれは低体温のもと。交感神経が優位の状態が続くと血管が収縮して血行不良に。逆にリラックスしすぎて副交感神経優位が長く続くと、筋力が低下し、適度な発熱ができません。体温が下がると、免疫がはたらく上で必要な熱が不足し、さらに免疫力が低下してしまいます。

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