■大企業の哲人■

東芝社長 西田 厚聡 氏
東芝社長 西田 厚聡 氏

●東芝社長 西田 厚聡(にしだ あつとし) 氏(63歳)

夜どんなに遅く帰宅しても、会食でお酒を飲んでいても、必ず30分から1時間は読書をします。30数年来の習慣で、本を読まないと眠れないほどです。科学技術、経済、経営、政治、歴史、小説など、常に分野の異なる6−7冊を並行して読んでいます。

ささいなことでも信念として続ければ、自分への歯止め、戒めになる。足利尊氏も夢窓国師に助言され、読書を日課としていたそうです。

早起きも同じで、毎日6時30分に出社します。大学院生時代は最も苦手なことでしたが、入社するとき、早起きができないようでは企業人の資格がないと思い、自分に課しました。数年後には「朝が遅くなったら、東芝を辞める」と周囲に公言しています。

清末の政治家、曽国藩は「黎明即起、醒後霑恋」と語っています。「夜が明けたら、すぐ起きよ。まどろんでいてはいけない」という戒めで、意を強くしました。後に曽国藩が13歳のときの言葉だと分かり、少しガックリきましたが、正しさと年齢は関係ありません。

参考 東芝=07年3月期 連結売上高 7兆1164億円 利益1374億円 連結子会社数519社

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