■「地産全滅」の時代が来る■

北海道・摩周湖の夜明け
北海道・摩周湖の夜明け

●「地産全消」の時代が来る オエノンホ−ルディングス社長 長井 幸夫 氏

これからは地産地消ではなく「地産全消」の時代が来ると思います。それぞれの地場でつくった商品が全国で消費されるという意味です。当社の商品には、北海道白糠町産のしそでつくった「しそ焼酎 鍛高譚(たんたかたん)」や静岡・伊豆のわさびを使用した「わさび焼酎 いずみ沢」などがあります。

「地産全消」しなければ、地方の活性化につながらないとの思いもあります。地方の小さな蔵元は、地産地消ではやっていけない。なぜなら、地方では人口減と過疎化が進むからです。商品が全国で売れて、地方が活性化すればその地域の人口増にもつながると考えるのです。

産地や素材にこだわった付加価値の高い商品の提供が信条で、焼酎を中心に清酒、ワインを取り扱っている。私は大手ビ−ル会社が掲げるような「総合酒類化」の「総合」という言葉が嫌いです。「あれもこれも」でなく、選択と集中を戦略的に行なうことが大切だと考えるのです。大量生産を指向するのなら、平均値をもとめればいい。そうではなく、こだわりの商品を生み出すことを優先的に考えているのです。

大量生産・大量販売の時代は終わったと考えます。大量退職の始まった団塊の世代は、そういう時代を生きてきたけれど、いざ自分が消費者としてみた場合、大量生産の商品は好まないのではないでしょうか。飲食についてもお仕着せのものではなく、自分のこだわりを重視するはずだと思います。当社は焼酎分野で原料の米や麦の産地を明確にした乙類(本格焼酎)に力を入れ、大容量の甲類を販売額で逆転、差が開いていく見通しです。

メ−カ−が『安いから買ってください』と押し付けていた時代は去りました。選択権はお客さまにあり、価格ではなく価値を提供できる商品が必要とされています。魅力的な特徴のある商品をこれからも、次々と発売していきたいと思います。

オエノングル−プへ

前の「記事」へ戻る ボグ交差点21へ 次の「記事」へ進む

 全国ボウリング公認競技場協議会「トップページ」へ 「ボグ交差点・目次」へ