| ■病気予防・免疫力アップ-6■
●新潟大学免疫学教授 安保
徹(あぼ とおる)氏
免疫はどんな医療よりもすぐれた治癒システムです。免疫力アップで体は元気になりますよ。自分の免疫力を知るためには、体温を測ってみましょう。人間の体が活発に機能するために必要な深部体温は37.2℃。わきの下で36.5℃前後です。血管を収縮させたり拡張したりして熱の放出をコントロ−ルし、体温維持をしているのが自律神経です。自律神経のバランスがくずれると体温が低下。免疫力は自律神経と連動していますから、わきの下の体温が36℃以下の人は免疫力も下がっている可能性が高いのです。
免疫力アップの食品
@丸ごと食品(いろいろな栄養素を効率よくとることができる)=玄米・発芽玄米・麦・雑穀・小魚・小えび・豆・ごま・ごまペ−スト他
A発酵食品(生きた菌をそのまま食べて元気をつくる)=漬けもの・ヨ−グルトいろいろ・味噌・納豆他
B食物繊維たっぷり食品(腸をはたらかせて自律神経のバランスをととのえる)=きのこ・海藻・野菜他
Cいやいや食品(「ほどほど」「少量」が適量。食べ過ぎは逆効果)=すっぱいもの(酢・梅干他)・辛いもの(しょうが・わさび・にんにく他)・苦いもの(にがうり・ピ−マン他)
D体を温める食品=もち米・大麦・羊肉・牛肉・えび・にんにく・しょうが・らっきょう・にら・しそ・みょうが・唐辛子・黒砂糖・酢他
免疫力アップのセルフケア
@副交感神経を刺激する「腹式呼吸法」=いすに座って、へその下に両手を重ねて目をつぶる。鼻から息を吸い込み、おなかを膨らます。そのまま5秒息を止め、背中を丸めながら大きく息を吐く。これを数度、繰り返す。
Aリラックス効果抜群の「爪もみ」=薬指を除く、各指の爪の生え際をギュッと10秒ずつつまんでいく。「少し痛い」と感じる程度に強くもむのがよく、刺激が弱いと効果なし。また、やりすぎもよくないので1日2、3回を目安に。
B低体温は万病のもと「体温上昇入浴法」=体温プラス4℃くらいの「気持ちいい」と感じるぬるめの湯にゆっくりとつかる。忙しい時は湯に首までつかって約10分の全身浴を。時間がある時は半身浴を。
C心身を心地よくする「適度な運動」=過度な運動は交感神経を刺激するが、気持ちよい程度の運動は心身をリラックスさせて免疫力アップに効果大。散歩やラジオ体操、リズミカルに体を動かすなど、ポカポカと温かくなって汗ばむ程度の運動を。
過剰なストレスをかかえ込まないための4ヵ条
@人生7割でよし!=完璧を望めば無理するしかありません。「人生7割でよし」とおおらかに構えること。
A人に感謝する=ストレスとは不安や怒り。それを解消するのは感謝です。「ありがとう」を口癖に。
B自分の体を信じる=「そのうち何とかなるだろう」「そのうち治る」と、自分の運や治癒力を信じること。
C笑顔を忘れずに=「笑い」は喜びの感情とつながっている副交感神経反射。笑顔でリラックスして。(おわり)
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