| ■スポ−ツは産業になるのではないか■
●スポ−ツは産業になるのではないか 福岡ソフトバンクホ−クス取締役 小林 至 氏 20世紀がモノとカネを追い求めた時代なら、21世紀はココロの時代といわれる。そのなかでスポ−ツ産業は「ポストモダン産業」として注目され、米国ではスポ−ツ興行に限っても、大小合わせ480のプロチ−ムがあり、ゴルフ、カ−レ−ス、大学スポ−ツなどの収入を足すと約4兆円。日本では、どう計算しても3千億円に満たない。 日本は1人当り国内総生産(GDP)で米国に肩を並べ、信頼できる統計を見てもスポ−ツへの関心が欧米諸国に比べ、特段低いわけでもない。要するにこの体たらくは、ビジネスとしてのポテンシャルを生かしきれていないということだが、裏を返せば、今後、日本でもスポ−ツ産業が急速に発展する可能性は大いにある。 その芽は随所に見とれる。四国アイランドリ−グ、北信越リ−グ、バスケットボ−ルのbjリ−グなどのプロリ−グがぼっ興し、公共施設を民間が運営することを可能にした「指定管理者制度」が制定された。 こうした場で活躍する人材を育成すべく、スポ−ツベジネスを専門コ−スとして設置する大学も急増している。私が教授を務める江戸川大学もそのひとつで、総じて学生の意欲は高い。 感性豊かな若人がこの業界に引かれているのは、戦後から今に至るまで、体育の延長か福利厚生もしくは宣伝広告の具だった日本のスポ−ツ業界が、自らの足で立つ「産業」へと進化する前兆なのではないか。 |