■学ぶことは生きること ダニエル・カ−ル■
●学ぶことは生きること タレント・山形弁研究家 ダニエル・カ−ル 氏 1960年生 日本で暮らして約30年。いまでは「日本語がお上手ですね」と言われることもあるが、そんなときはいつも「いや、まだまだ新米です」と答える。いくら日本語を勉強しても、十分ということはない。言葉はまるで生きているようで、若者の言葉や方言など、バリエ−ションがたくさんある。もう十分だ、もうエキスパ−トだという心境になると何も学べない。 人生は絶えず勉強することが大事で、学ぶことは生きることと同じ意味だ。山形弁はこれからも勉強を続けて、リタイアしたら山形など北日本の歴史の本を英訳したいと考えている。人生、死ぬまで自分は新米であり、序の口である、という心境を忘れずにいたい。 最近は講演の仕事が多い。一番多いテ−マは「がんばっぺ!オラの大好きな日本」。日本ほど住み良くて自慢できるところが山ほどある国はないのに、日本人はあまり自慢をしない。謙遜ばかりで、ネガティブすぎて、これでは元気が出ない。謙遜と自慢のバランスを良くすることで日本はまた元気になるという話をしている。 講演では、熟語はなるべく使わない。漢字が並ぶ熟語は目で理解するもので、耳で理解するものではない。わかりやすさが何より大切で、私の話は大学教授とは違い、噺家(はなしか)に近い。落語やアメリカのスタンドアップコメディ−で参考になるのが小噺(こばなし)。落ちがあって、具体的な印象が残るからだ。 |