■世界につながる身近なエコ■

 

●世界につながる身近なエコ サステナ代表 マエキタ ミヤコ 氏

今日は身近なエコと壮大なエコの関係についてお話しします。

エコと言っても、色々あります。省エネ、節水、ゴミ、リサイクル、森林保護。車や発電所から発生する二酸化炭素(CO2)が温暖化を招いていることもあります。生物の多様性もとても大事です。森や植物はCO2を吸収しますし、動物たちはお互いに生態系を支えています。

身近なエコとは何でしょう。こまめに電気を消す。水を大切に。ゴミは分別しよう。車より自転車、歩き、電車。生ゴミは堆肥にしよう、合成洗剤より天然の洗剤にしよう、といったことです。

壮大なエコ、と言われるものもあります。92年の第1回地球サミットの頃から、貿易による南北格差が環境破壊の温床であると言われています。平和構築も環境保護の一環です。生きるか死ぬかの瀬戸際に追いつめられると、環境どころじゃなくなってしまう。生態系のことなんて考えられなくて、目の前の木を切ってしまいます。

身近なエコは生活知。壮大なエコは世界知です。両方の知恵のバランスをとっていかなくてはいけない。

温暖化すると、魚が取れなくなって村人が貧しくなる。薪がなくなるので木を切るようになり、木が少なくなると砂漠化が進み、生態系が崩れ、さらにCO2が増える。マイナスのル−プになってしまいます。

責任は私たちにあります。誰のせいにもできない。なぜなら、文化的な生活を享受しているのは私たちだからです。

環境は、弱いものにしわ寄せがくる構図になっています。そして、やがて全体に返ります。「私のところの環境が変ですよ」と思ったら、声を上げてください。空気も水も全世界でつながっています。仕切りはたてられません。国によって法律は違っても、環境はつながっています。

気持ちいいとか、おいしいとか、楽しいとか。そういう感覚やセンスが大切です。生活の場が不愉快な場所になっているのであれば、ここは不愉快だということを伝えていただきたい。人間社会をもっと多様にしましょう。人類が生き延びるために、使うエネルギ−は少ないけれど精神的に余裕のある豊かな文化生活を送りましょう。

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