■笑いは新しい発想生み、免疫活性化■

 

●笑いは新しい発想生み、免疫活性化 慶応大学教授 大野  裕 氏

笑いにはいろいろな効用がある。ストレスを感じているとき、私たちはどうしても笑いを忘れがちになる。そのような状態では、問題をどう解決するかということばかりに考えが集中して、心の余裕がなくなっていることが多い。自由な発想ができなくて良い解決法が浮かびにくくなる。

何とかしないといけないと思うほど、とらわれは強くなる。そうしたときに、一時的にでも何もかも忘れて笑うことができると、とらわれから自由になって自分を取り戻すことができる。気持ちが楽になる。新しい発想もわきやすい。

多くの場合、笑いは相手があって生まれてくるものだ。誰かが面白いことを言うことで、他の人の笑いを誘う。そこには温かい人と人とのつながりがあり、その雰囲気の中で私たちは一人ではないと実感することができる。

一人で笑っているときでも、こころの中では他の人のことや他の人と一緒に体験した出来事を思い出していることが多い。一人でいるようでいて、じつは一人ではない。そこでも人と人とのつながりを感じているのだ。

笑いの効用は精神面だけではない。笑うことで肩こりなど身体の緊張が解けることはよくあるし、免疫が活性化するとも言われている。

心身の健康のためにも、生活の中に上手に笑いやユ−モアを取りいれていきたいと思う。

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