| ■ピ−プルビジネス■
●スタ−バックスコ−ポレ−ションCOO(最高執行責任者) マ−ティン・コ−ルズ 氏 当社の経営は、コ−ヒ−ビジネスの枠を超えた「ピ−プルビジネス」である。コ−ヒ−豆の生産から販売店舗にかかわるすべての人材を「パ−トナ−」と呼び、その連携は企業活動の核となっている。利益追求と社会的貢献は密接な関係にあり、CSR(企業の社会的責任)の対象は生産地から、販売、店舗のコミュニティ−にまで及ぶ。 質の高いコ−ヒ−豆の調達は当社のビジネスに欠かせない。しかし豆の生産者の多くは第三世界の小規模な農家で不安定な暮らしを送っている。当社は、こうした生産者の家族とそのコミュニティ−を活性化させることで、レベルの高い持続的な生産が可能になると考えている。非政府組織(NGO)や自治体と連携して生産地域の環境保全、診療所の建設、インフラ整備への投資など、安定した環境づくりに配慮している。また高品質なコ−ヒ−を栽培するパ−トナ−に利益が還元されるよう、市場価格より高く豆を購入し、社会、環境、経済に関する28項目のガイドライン「C.A.F.E.プラクティス」を設けるなど、サプライヤ−とともに利益を上げる関係を築き上げている。 顧客に最高のコ−ヒ−とフレンドリ−なサ−ビスを、世界中1万5千のどの店舗でも楽しんでもらうためには、各店舗のパ−トナ−が価値観を共有しながら働ける環境を作ることも不可欠だ。店舗エリアの活性化活動は、パ−トナ−たちに地域の一員としての意識を持たせ、地域経済の発展にもつながる。当社のパ−トナ−は、地域社会につながる精神をはぐくみながら、生き生きと活動を展開している。年間を通してのクリ−ンアップ活動や種まきプログラムなどの環境活動、スペシャルオリンピックスや地域イベントのサポ−トなど、またパ−トナ−が自主的に考えた地域貢献活動も支援している。 今後も社会的責任を果たすことで人々からの信頼を獲得し、パ−トナ−が誇りを持って顧客と喜びを分ち合える企業であり続けたい。 |