■食事は学力の源■
大食は有芸だったのである…… ●食事は学力の源 立命館大学教授 陰山 英男 氏 かって私は、何とか食べることの重要性を保護者に知ってほしいと考え、学級懇談会の前日、書店に行って本を探しまくった。食事が学力に関係があるという資料が欲しかったからだ。食育なんて言葉もなかった時代だ。なかなか見つからなかった。だが、ようやく見つけた。 中学3年生の9教科、5段階評定の合計点(45点満点)と、1回の食事に使われる食品数(種類)の相関を示している。
このグラフ、よく作れたなと思う。だがその価値はあった。結果が衝撃的だからだ。食品数が少ないと成績が悪く、いろいろなものを食べると成績は上がる。広瀬正義氏の「学力をつける食事」(文春文庫PLUS)に詳しい。 無芸大食という言葉がある。食べるばかりが能で、肝心なことは何もできないという意味だが、どうもこれは違うようだ。大食は有芸だったのである。これ以後、私は確信した。学力って子どもの元気の一部なのだと。 |