■世界有数のエコツ−リズムの中心■
●世界有数のエコツ−リズムの中心 小説家、ナチュラリスト C.Wニコル 氏 日本人は日本が持っている自然のすばらしさに、十分に気づいていないと私は思います。北には流氷が、南にはサンゴ礁がある国なんてめったんにないでしょう。テロの心配がない治安のよさ、交通機関がすみずみまで発達し、そして人々がホスピタリティ−を持っている。地方の文化も自然も保たれています。地元の若者をきちんと育て、自然を案内できるように力を注いだら、おそらく日本は世界有数のエコツ−リズムの中心になるでしょう。 この2、3年、北海道のスキ−場には南半球のオ−ストラリアなどから多くの観光客が訪れています。中国やアジア、インドなどの富裕層もまた、安全で快適な観光地を求めている。日本こそ彼らの希望にかなうでしょう。だから、受入れのための教育をきちんと始めるべきなのです。 私も自然公園のレンジャ−を育てるべく専門学校などで努力してきましたが、まだまだ日本では机の上の勉強が重要視されてしまい、どうしても人材が順調に育たない。しかし、自然の中で働きたい若者は増えています。 自然の多様性はこの国の可能性です。もう一度日本の山や海で若者が働くことができたら、本当に美しく、逞しい国になるでしょう。英国は環境や有機農業を中心に地方が元気になつています。日本の政治家も役人もそろそろ気づくべきだと思います。 ※エコツ−リズムとは エコツ−リズムとは、地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指している仕組みです。 観光客に地域の資源を伝えることによって、地域の住民も自分たちの資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、活性化させるだけでなく、地域のこのような一連の取組みによって地域社会そのものが活性化されていくと考えられます。 |