どうなる、2009年

アフリカ 広大なサバンナを歩くキリン
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●大きな構想力に欠けていないか 吉田経済産業ラボ代表 吉田 春樹 氏

おそらく09年には景気は底を打って回復期に入るだろうが、それはせいぜい実質経済成長率が1%台に達する程度であろう。なぜなら、現在の日本には経済を大きく飛躍させる構想もなければ力もないからである。

今の政治家に経済に関する大きな構想力を求めることはあきらめるとしても、どういうわけか経済界からもさっぱり声が聞こえてこない。この財政の厳しい時に、せいぜい法人税率の引下げを叫んでいる程度だ。

わたしはこう思う。日本列島を東アジアの中心に据えて考えてみよう。この世界の成長地域において多くの分野のセンタ−機能を担うのだ。その分野とは例えば金融であり、産業技術であり、医療であり、教育であり、地球環境であり、農業などである。

そのためには、この国土を魅力ある列島に仕立てあげ、広く海外から資本や人材を集めなければならない。経済界は、海外からその文化とともにもっと積極的に資本や人材を受け入れる必要がある。魅力ある列島にするためには、農業の大改革と同時に、あらゆる分野でさらに徹底した規制緩和が不可欠なのだ。

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