◆認知症。あなたは大丈夫?◆
●国立長寿医療センタ−包括診療部長 遠藤 英俊 氏 昨晩のメニュ−を覚えているだろうか? いま思い出せなくても後から思い出せれば、それは加齢によるもの忘れだ。しかし、食べたかどうかすら忘れ、「ご飯をもらってない」と言い出す場合、認知症の可能性が高い。 認知症は、もの忘れがだんだんひどくなり、料理が作れなくなるなど判断力や認知力に障害が出て、介護や見守りが必要になった状態を指す。 同じことを何回も繰り返して言うのが認知症の典型的な症状だ。「財布を盗まれた」と言い出す場合も多い。服装がだらしなくなったり、夜と昼を間違えたり、計算の間違いもよく起こる。 加齢によるもの忘れと認知症は、きっちりと線が引けるものではないので、色々な検査が必要になる。 あなたは大丈夫? 《認知症を見つけるきっかけとなる主な症状》 1□同じことを何回も言ったり、聞いたりする 《認知症の対処療法》 認知症の約55%はアルツハイマ−型だ。早く見つければ薬で進行を1−2年遅くできる可能性がある。レビ−小体型認知症も薬がある。他の種類の認知症は薬がないが、現在、何種類もの薬の臨床試験が進んでいる。 《認知症の予防》 よく頭を使う人は認知症になりにくいと言われている。常に工夫する、前向きに生きる、好奇心を持つなど、いきいきと生きるといいだろう。 |