普及活動のページ レッツ・ゴー・ボウリング!
宮田 哲郎
(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部会員
第40章 日場協が始動!!
平成20(2008)年11月1日号
![]() 池田 清明 画 |
目次 第40章 第39章 第38章 第37章 第36章 第35章 第34章 第33章 第32章 第31章 第30章 第29章 第28章 第27章 第26章 第25章 第24章 第23章 第22章 第21章 |
|
業況は更に悪化の一途を辿っており、一部のセンターは撤退の動きを
みせています。関係者はみな閉塞感に悩み、現場は打つ手がない状況に
あるので、中央の業界リーダーの働きに強く期待しています。
本稿を書いている時点では、日本ボウリング場協会(事業委員会)が
緊急対策会議を招集、難局を打開する考えを纏めると聞きます。恐らく
即効的対策と中長期の事業が話し合われると思いますが、ここで幾つか
の私見を述べてみたいと思います。
将来は、どうあるべきか?
1970年代末、疾風怒濤のブームが終焉の兆しを見せ始めたころの
新聞は、まるで[ボウリングそのものが消滅する]と読みたくなる論調
にあふれていました。一方、テレビ自体はデジタルですから、閑古鳥が
鳴くセンターを写しだす報道ばかりでした。
現代メデイアの恐ろしさは、ここにあります。
ことに、即効性の強いテレビは「短絡したがる大衆のアナログ思考」
を猛烈に加速するので、業界にとっては、殊更注意すべき存在です。
いま、みなが言うような「テレビだけで」、立ち直れるものか?
私は難しいと思いますが、こんごも「単純娯楽」の需要だけに頼った
片肺飛行では同じわだちを踏むことになるでしょう。ボウリングがもつ
本来の魅力や機能を生かしたPR作業を、いち早く始めたいものですが、
私自身は「公的な需要」の開発が鍵であろうと思っています。
ボウリングと言う[単一商品]に、スポーツと言う付加価値があり、
この需要を切り開くことが業界の将来を決めるはずです。つまり、単純
娯楽は極めて個人的なもので、これからも大事な大事な要素でまことに
有難いものですが、未開拓のさらに大きな分野が残っているのです。
本種目がもつ、優れた二面性と機能を考え直そうではありませんか。
現場も負け犬の発想を止め、連帯して希望に向かって歩く好機です。
マス・メデイアとボウリング(私見)
本題に入りましょう。
この業況では、委員会は「即効性のあるメデイア」利用の対策を選択
するでしょう。しかし、メデイア戦略を進める上で大きな問題が幾つか
あり、私のような素人考えでは埒があかないところばかりです。
例えば、テレビでボウリングのシーンを想定すると大問題は「すでに
、ボウリングは新しくない」ことです。また、食品偽装など続々と企業
スキャンダルが続く時勢を考慮すべきです。「企業不信」が蔓延している
とき、一方的情報のみを発信するテレビでは、識者と地域住民の反発を
買う恐れや危険性がつきまとうことです。
ですから、ここで従来型の「おちゃらけ」芸人や「ムード広告」は、
きっと利かないでしょう。素人考えでは、たぶん「社会広告」のような
コンセプトがよかろうと思うのですが、どなたか、この道の一流プロに
コンセプト制作などすべてを依頼するしかないでしょう。
業界の閉塞感を払拭する、新しい道は[スポーツ需要の喚起]ですが、
私の場合、テレビは一切使いませんし、期待もありません。ボウリング
普及の作業は、体育・スポーツ行政に協力することから入るので、将来
は判りませんが、いまはTVを使えないことに特別
痛痒を感じていない
のです。
仮に、マス・メデイアを使えと命令されたら、私は新聞かラジオ、雑誌
など、やや時代遅れタイプを選択します。理由は簡単! カネがかからない
からか? と聞かれますが、スポーツが持っている公共性とボウリングの
関係を正しく伝えてくれるメデイアなら、「解説型」がいちばんなのです。
解説型メデイアは、ボウリング普及の深い考えを伝えるのに最適です。
ボウリングがスポーツであると主張するなら、「手元に残る」形で正確に
かつ簡潔に、「読者に正しく考えさせる」ように報道してくれます。私は、
「新聞はテレビよりずっと信用がある」と思いますが、如何でしょう?
N・H・Kテレビを除いて、ね!
直近、私の仕事
例年8月―9月は、行政研修会でトーホン・セーソ−していますが、
JBC関係ではなく、北九州市・福岡市・横浜市・岡山市・高松市・
奈良県、北海道など体育行政(県市教育庁・教育委員会)主催による
[体育指導委員会・ボウリング研修会]100−300名へ出講です。
総合型構想に参画して7年たちましたが、忙しくなるばかりです。
地域のスポーツ行政を担う人々(体育指導委員・体指・たいし)は、
地元有力者か熱心なボランテイアを動かす方々なので、このような場で
[ボウリング種目の優位性と特性、総合型構想に協力する理由、学校と
の連携など」を2時間以上も話せるのは、実にやり甲斐があります。
大きな船は、急には曲がれない!
といいますが、私の活動範囲では、
曲がりはじめ出して[ボウリングの方へ向っている!]と実感します。
前述のような、新しいボウリング普及の道は、このような地道な仕事で
、近いうちに、かならず実現できると確信しています。
先ほど、現場に[負け犬]がいるように書きましたが、いちばん多い
のは、あえて言えば「ベテラン」だと思います。(宮田が)言うほどには
「売り上げが上がらない」、[前例がない]、[できる人がいない]、[時間が
ない]といろいろ言いますが、 大事業だから当たり前!
なのです。
正直な経営者が嘆かれることは大いに共感しますが、幹部社員、現場
リーダー、プロ・ボウラーが盛り上がらないのはいけません。大規模な
顧客の創造作業に自分勝手な都合や論理でとりかからないのは、自分は
もちろん業界の為にならないと思うのです。
仮に・・・、実績が徐々に上がりだしてから、御社は直ちに参入でき
ますか? 競合している隣のセンターや上場企業が[ひそかに・・・]、
色々な準備を始めているとしたら、どうしますか?
撤退しますか?
とにかく、年末は多忙です! みなさん、お身体を大切に!
最後に、私がすすめているプロジェクト(本年度の後半期)の基本的
な考えをご紹介して終わりにしましょう。
スポーツ・ボウリング振興の基本 2008年後半
何より新規顧客をつくること!
この可否が企業の死命を制します。
考え方は簡単です。[クラブの自立]を目指す総合型クラブと行政に
最大限協力して、地域の多様な住民組織と教育機関を呼び、スポーツ
・ボウリングの優れた種目特性、楽しさをご理解いただくのです。
1.経緯と近況
体育・スポーツ行政の基本は、文部科学省「スポーツ振興基本計画」
です。先年、ここに企業(商業施設)の参画を期待すると明記されて
から、私たちの提案を県市*教育委員会が評価、地域(クラブと学校
関係者)の理解と近親感が広がり、大いに期待されるようになった。
幸運なことに、これまでのテスト・イベント(体験会・研修会)の評価が予想
以上に高く、地域行政とクラブから「次なるボウリング企画」をリクエストされて
いる。 *例:体指委員会、総合型クラブ、子ども会、幼稚園など別紙。
2.拡大ロビー活動が必要になってきた
いままで毎年、行政や総合型クラブに「提案書」を提出、種目の特性が
クラブ経営に有用であるとPRに努めてきたが、すでに全国「クラブ連絡
会議」でも、ボウリングのとり組みと効果、人気が話題となっている。
従って、この方針は暫らく貫くことにする。将来も「クラブの自立」で
この種目が強力な武器となり、企業の知名度も上がって、共感が広がると
確信する。しかし、企業にとっての真価は、「販促の人脈」が形成される
ことであり、「エリア・マーケテイング成功」の原資となることである。
注意 1.「提案書」はクラブ・マネージャーを取材、相手ニーズに特化した
ものとする。厚労省行事(メタボなど)も、提携先を探して仕掛ける。
2.本事業は「ボウリング場のためだけ」にするものではない。会社は
社会の一員であり、「信頼・マーケテイングの礎」を築きたいのである。
3.拡大すべき対象 一覧
1.学校群(幼・小中高・大学・保護者会など)
2.自治会・町内会・商店会(メタボ・運動会)
3.会社・法人(大企業労組のメタボ対策・運動会)
4.NPO組織(スポーツ教育関係のPR懇親行事)
5.生協・農協など(懇親・会員サービス・メタボ)
6.市民団体(行政財産・公共施設指定管理者など)
*鋭意、提案書や目的別のテキストなどの
ツールを作成中です。
4.社員教育の日程と人選について
*戦術マニュアルなど別紙。
後 略
宮田哲郎事務所 2008・9・1