◆孤独なボウリング-3◆
著者ロバ−ト・D・パットナム(ハ−バ−ド大学教授)は、ボウリングについて次の様に語っている。 メジャ−スポ−ツの中でほぼ唯一、ボウリングのみが近年でも何とか持ちこたえている。 ボウリングは米国で最も人気のある競技スポ−ツである。 ボウラ−の人数は、ジョガ−、ゴルファ−、ソフトボ−ルプレイヤ−に対し2対1以上、サッカ−プレイヤ−(子どもを含む)には3対1以上、テニスプレイヤ−やスキ−ヤ−には4対1以上で上回っている。 ボウリングの「レトロ」なイメ−ジにもかかわらず、1996年には20代でボウリングに行ったものはインラインスケ−トよりも40%多かった。 最近では、ハイテクを組み合わせたいわゆる「コズミック・ボウリング」や「ロックン・ボウル」の人気も若者の間で増加している。 さらに、その他全てのメジャ−スポ−ツ参加は、若者もしくはアッパ−ミドル階層、あるいは両者を兼ねた層への集中度が高い。 ヘルスクラブやサイクリング、ジョギング、エクササイズ、水泳、テニス、ゴルフ、ソフトボ−ル、その他のあらゆるメジャ−スポ−ツとは異なり、ボウリングはアメリカの中心にしっかりと根付いている…男女、既婚独身、労働者とミドルクラス、若者、年寄りの双方に広まっている。 人口増加を背景に、ボウリングをする米国人はこれまでにないほど増えているが、リ−グボウリングは過去10〜15年間に急激に落ち込んだ。 1980年から1993年の間に、米国内のボウラ−の総数は10%増加したが、一方でリ−グボウリングは40%減少した。 下図は米国におけるリ−グボウリングの長期傾向を示しているが、その全体傾向はすでに検討した他の形態の社会関係資本で見られた傾向と正確に対応している…世紀の初頭から着実に成長し(大恐慌と第二次大戦を除き)、1945年から1965年の間に爆発的成長を遂げ、1970年代の終わりまでは停滞し、その後、世紀の終わりの20年間に急落を見せている。 1960年代中盤のピ−ク時には、全米男性の8%、女性の5%近くがボウリングチ−ムのメンバ−だった。 しかし、下図からの予測が示すとおり、リ−グボウリングの着実な凋落がこの15年のペ−スで続いたならば、それは新世紀最初の10年のうちに完全に消滅することになろう。
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