孤独なボウリング-8
全国高等学校対抗選手権大会(12月、神奈川県川崎市・川崎Aボウル)
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「孤独なボウリング」著者ロバ−ト・D・パットナム(ハ−バ−ド大学教授)、発行柏書房。

米国コミュニティの崩壊と再生を膨大な調査デ−タ−から研究立証した論文集

前号のつづき。

社会関係資本を生み出す(あるいは再生させる)ことは容易(やさし)いことではない。

戦争、恐怖や自然災害といった明らかな国家的危機によってそれは容易になるかもしれないが、良きにつけ悪しきにつけ、新世紀の幕開けにある米国はそういった電気ショックのような危機には直面していない。

過去数十年を通じたコミュニティの衰退はひっそりとした、人目につかないものであった。

その影響は私的生活の不自然な隙間の中に、また公的生活の低下の中に気づくことができるが、深刻な結果の大半はいわば、古いパズルを思い出させるような状態である。

「この絵に欠けているものは何でしょうか?」というような。

社会関係資本の弱体化は、ほとんど気づかれずに消え失せてしまったものの中に現れている……近所とのパ−ティや、友人と集まったり、見知らぬ人のさりげない親切、孤独に私益を求めるよりも、むしろ共同で公益を求めるといったものの中に。

世界が取り返しのつかないほど変化した、すなわち女性の大半が働き、市場がグロ−バル化し、個人も企業も流動的となり、娯楽は電子化し、テクノロジ−は加速化し、そして大戦争が(幸いなことに)ない世界において、それにもかかわらず社会関係資本の蓄積を再び満たすことはどうしたら可能になるだろうか。

大半の社会問題と同様、これも二つの側面がある……一つは制度的なもので、もう一つは個人的なものである。

便利な市場のメタファ−を使えば市民参加の機会の供給と、そうした機会の需要の双方に取り組む必要があるということである。

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