◆ボウリングの歴史◆
ボウリングの歴史は非常に古く、数ある娯楽や遊びの中でも最も権威あるものの一つである。 他の娯楽同様、ボウリングもいろいろな発見や文明と共に発達してきたのである。 初期の形態では、どこでも適当な場所で、非常に原始的な用具で行なう素朴な遊びであったが、種々の発明、発見の手を借りて、着々と発達をとげ、今や我が国(米国)において真に科学的な娯楽の一つと数えられるに至ったのである。 ボウリングはスポ−ツであり、同時に遊びでもあり、健康づくりにも効果が認められているところに独特の魅力があるといえる。 それに全くの初心者でも熟練した選手と同様の体力作りができ、しかも同じく、最高の楽しさが味わえるのである。 実際に、すべての筋肉を使う総合的運動なので、その体力増途の効果には定評があり、しかも老若男女を問わず1年中いつでも楽しめるスポ−ツである。 的を目がけて物を投げたり、転がしたりするのは人間の本能である。 ボウリングの起源といわれているダックオンザロックという遊びも、石器時代の我々の祖先が石を投げたり、転がしたりしたことから始まったにちがいない。
●7000年のむかし ボウリングの信頼するに足る歴史は7000年前に始まる。 ロンドン大学のエジプト学の名誉教授、ペトリ−・W・M・フラインダ−ス卿は古代エジプト人の子供の墓を調べていたところ、確かに現在の10柱戯(テンピンゲ−ム)と同じような遊戯に使ったと思われる用具を発見した。 この子供が埋葬されていた時期は、紀元前5200年とされている。 氏の著書「エジプトの発展」の中で、フラインダ−ス卿は次のように述べている。 「その遊戯は、床の上で行なう競技であるという点、そして柱(ピン)を倒す競技である点をみても、かなり完成されたものであったと思われる。このスキットル(柱)ゲ−ム、又は9柱戯は、子供のための広い墓の中に設置されていた。門口に三本の大理石の棒が立ててあるが、それは丸太の門を立て、それを通して球を転がす同じような競技がノ−フォ−ク(イギリス)にあるが、その門と似ている。もっと大きな陶器や、石製の柱も一緒に発見された」これが正確に知られているボウリングの形式では最古のものである。 (ABC“ボウリングの歴史”より掲載) |