◆ゴルフのコリアン旋風◆

日本スポ−ツマスタ−ズ 2006 広島大会
日本スポ−ツマスタ−ズ 2006 広島大会

●プロゴルファ− 村口 史子(むらぐち・ふみこ)氏

先日、全美貞さんが3週連続優勝を飾った。

韓国勢は昨年8勝し、全さんの2位を筆頭に4位・李知姫、5位・辛鉉周さんと3人が賞金ランク5傑入りしている。今季も9戦してすでに4勝。米女子ツア−でも昨季の上位20人のうち7人を占め、コリアン旋風はすさまじい。

この強さはいったいどこからくるのだろうか?

日本人選手と技術の差がそれほどあるようにも思えないのだが……。

韓国選手でまず、目を引くのは家族のサポ−トだ。数年前、米ツア−の大会に出場したとき、練習ラウンドで一緒に回ったプロには両親だけでなく、何人もの親せきがついて歩いていた。

親族一同挙げてもり立て、励ます。それによって選手もその気になり「私は勝てる」と自己暗示をかけているのだろう。プラス思考が身に付いている。仲の良いグル−プをつくりがちな日本人選手と違い、練習なども常にマイペ−スだ。

喜怒哀楽の表情も豊か。言葉に不自由しながら異国で戦うたくましさ。メジャ−大会も制した朴セリやグレ−ス朴ら見るからに筋力がありそうなのは一部。

たとえば昨季、賞金ランク6位の金美賢。宮里藍さんと背格好は変わらないが、米ツア−で8勝もマ−クしている。長いパットでも狙ってくるし、外すとすごい悔しそうな顔をする。あの小さな体で米ツア−を戦い抜くのはすごいこと。よほど自分の気持ちをコントロ−ルしてやっていかないとできない。

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