◆米国ボウリング事情-2◆

全日本中学選手権 スカイ・A番組収録風景(提供 JBC)
全日本中学選手権 スカイ・A番組収録風景(提供 JBC)


第2回
第1回

ハンセン&アソシエイツ サンディ・ハンセル 氏

●ボウリング産業デ−タ

2001年1月1日時点で、米国には6,243のテンピンボウリングセンタ−に125,082レ−ンがあった。これらのうち、
●5,596センタ−の約116,340レ−ンが商用センタ−であった。
●647センタ−の8,742レ−ンが非商用センタ−(軍、大学、共済組合、個人的クラブ) であった。
●センタ−の約29%が8レ−ン以下であった。
●センタ−の約25%が32レ−ン以上であった。

さらに約3,500レ−ンをもつ約220のダックピンとキャンドルピンのセンタ−も合衆国で稼働している。この10年間の間に産業界の構造も変化した。一般に古くて小さなセンタ−から閉鎖され、新しく大きなセンタ−に取って代わられた。例えば、1991年から2000年の10年間に合衆国のボウリングセンタ−の総数は18%減ったが、レ−ン数は12%しか減っていないのである。この期間に、合衆国の平均規模のボウリングセンタ−は1990年の1センタ−あたり18レ−ンから2000年の20.5レ−ンへと増加した。

過去数年以上にわたって25から50の新しいセンタ−が1年ごとに建てられ、多くの既存のセンタ−が規模を拡大してきた。逆に150から200のセンタ−が毎年閉鎖されてきたが、その多くは郊外のセンタ−か弱小市場の中の時代遅れのセンタ−であった。ところが2001年中頃、この風潮が逆行しているらしいという兆候が現れた。新設センタ−数のペ−スが速まっているようなのに、閉鎖数は減っているらしいのだった。ほとんどの新しい建築は従来型の独立施設だったが、最近は多くの新設ボウリングセンタ−が繁華街や、ホテル・アンド・リゾ−ト、カジノや、ジュリアン、ゲ−ムワ−クスなどのヤングアダルト向けの娯楽センタ−といった従来とは違った場所にも作られている。

ボウリング場は活発な商業地域の良い場所を占めていることが多いので、非常に多くのボウリングビルが別の用途、ほとんどが小売店舗などの商業施設に転向されてきた。多くの場合、ボウリング場の規模、レイアウト、構造及び、巨大な駐車設備や幹線道路沿いの立地条件のよさゆえに、老朽化した施設を改装することにより、転用の方にうまみが出てきている。

ボウリングセンタ−のオ−ナ−は非常に多様である。米国のボウリングセンタ−の大多数は個人−または家族−所有である。実際、ビジネスとしてのボウリングは異常なまでに家族経営である
:他の同様の小規模ビジネスとは比べものにならないほど多くのボウリングセンタ−が次世代へ世襲されている。2代目や3代目オ−ナ−さえ積極的にビジネスに関わっている例も珍しくない。
一方で、ボウリング業界は近年大きな経営統合を経験した。例えば2つの大企業がおよそ500もの大きなセンタ−を所有しており、これは24レ−ン以上の国内の商業テンピンセンタ−の20%以上にあたる。軍へのサ−ビスは業界では重要な要素であり、国内基地には358センタ−、海外基地には131センタ−が士気高揚、福祉、レクレ−ションプログラムとして運営されている。

ボウリングは国際的にも非常に人気が高い。国際柱技者連盟、つまり国際ボウリング連盟はおよそ80カ国で1億人もの人々が定期的にボウリングを行なっていると見積もっている。73カ国がFIQに加盟しており、国際的ボウリングト−ナメントで定期的に競技している。アジアでは1990年代に特に急激な新センタ−建設ラッシュを、初め台湾と韓国で、後に中国で経験した。ヨ−ロッパ、南アフリカ、オ−ストラリアも1990年代にかなりの新規建設を見た。世界のいくつかの地域、特にアジアでの経済状況の悪化が短期的にはボウリングの発展を鈍らせているが、国際的にはボウリングの長期的展望は良好である。(つづく)

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