◆自然との共生-2◆
●東京大学名誉教授 岩槻 邦男 氏 この地球上には、たった一人で独立して生きている人、いや人だけでなく生物は存在しません。私たちは休み無く呼吸をしています。人間が呼吸をする時は酸素を吸って二酸化炭素を吐き出します。60余億の人間が休み無く呼吸をしていても酸素がなくならないのは、私たちとは逆に酸素を吐き出している生物がいるからです。そういう生物がいなければ人間は生きていけないのです。 私たちは60数億個といわれる細胞で成り立っている自分の体を、一つの全体として味わっています。同じように地球上に今生きている生物も、関わり方は様々であれ、全ての生物がちょうど自分の体の細胞の一部のように共存しているのです。 つまり地球上の生物を守る、自然を守るということは、実は自分の体の命を守る、自分の体の細胞の一つ一つを守るのと同じことなのです。 このように、「自然との共生」こそが環境を守っていくことなのです。私たちは自然の一部です。自分達のことだけを考えていては、結局損をしてしまう。そのことを良く考え、生活していくことが大事なのではないでしょうか。 (資料提供 砂糖を科学する会) |