●高血圧は加齢とともに起こる万人の病気●
●高血圧は加齢とともに起こる万人の病気 横浜市立大学大学院医学研究科教授 梅村 敏 氏 日本の総人口の20%を占める65歳以上の高齢者約2500万人のうち、約70%が高血圧です。また、65歳から20年以上生存した場合、実に90%の方が高血圧になるといわれています。事実、診療所の外来によっては、風邪に次いで多く来院されるのが高血圧の患者さんです。高血圧は加齢とともに起こる万人の病気ともいえるでしょう。 現在、日本には、上の血圧が140oHg、下の血圧が90oHg以上の高血圧の方が3500万人以上いると推定されます。そのうち約半数の方は、自分が高血圧であるということを知らないといわれています。高血圧をそのままにしておくと、脳卒中や心筋梗塞を発症するリスクが非常に高くなりますから、まずご自身の血圧を知り、高めであったなら血圧を下げることが、脳卒中を防ぐ有効な予防策です。 高血圧の方はもちろん、正常高値血圧の方も、@塩分制限(1日6g以下)A適度な減量B運動(1日1万歩)C飲酒を控える(日本酒1合程度)D禁煙、といった生活習慣の改善により血圧を下げることも含め大きなメリットが得られます。 *日本では、寝たきりや介護の主な要因は脳卒中であり、脳卒中は高血圧が原因で起こります。 |