プロフェッショナル集団をつくる

●プロフェッショナル集団をつくる スポ−ツジャ−ナリスト 二宮 清純 氏

私の取材経験からいうと、一流プロスポ−ツ選手に共通するのは自己管理能力が優れている点です。常に自分の仕事のことを考え、徹底して準備している。それによってお客さんに喜びと感動、満足を提供したいという考えが背景にあるんですね。本当の意味のプロフェッショナリズムとはそういうものだと思いますし、これは他分野の仕事にも通じるのではないかと思います。

強いチ−ムを作るための必要条件は、チ−ムとしての意思統一がきちんとできており、持ち場持ち場では自由に個性を発揮できることだと思います。チ−ムは生命体です。組織と個性は両立し得るものであって二律相反するものではありません。ただし、個性といっても好き勝手にやるのは邪道です。イチロ−の振り子打法も野茂のトルネ−ド投法も非常に個性的ですが、しっかりした基礎とチ−ムへの忠誠心があります。

強いチ−ムを作るためにはリ−ダ−の働きも重要です。その点で抜きん出ていたのは三原脩さんです。西鉄ライオンズの監督時代には大下、中西、豊田、稲尾といった一騎当千の猛者を率いて黄金時代を作り、大洋ホエ−ルズに転じたら西鉄時代とは一転した守りの野球で弱小球団といわれたチ−ムを日本一に導きました。つまり人材を生かしたチ−ムづくりを行なったということです。名シェフと同じす。いまある食材でも最高の料理を作れる。食材を人材、料理を組織に置き換えて下さい。名将、知将といわれたゆえんですね。

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