●ボウリングの歴史●

ボウリング大辞典 表紙 執筆 宮田哲郎 発行 ベ−スボ−ル・マガジン社 B5版 定価1200円(税込)
ボウリング大辞典 表紙 執筆 宮田哲郎
発行 ベ−スボ−ル・マガジン社
B5版 定価1200円(税込)


2007.11
2007.10
2007.9
2007.8
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2007.2

●1455年の最初の屋内レ−ン

ついに人々はレ−ン全体を包みこんでしまうことにした。ここに屋内レ−ンのはじまりがあるわけだが、その中で最も早いものは1455年にロンドンに開かれたということになっている。

レ−ンには2つの種類があった。1つは狭いけれども十分の長さを持つ実際のボウリンググリ−ンで、普通は貴族や大地主の大邸宅の中に建てられ、櫟(いちい)とか、その他適当な木の生垣の間にしつらえたものである。もう1つの方は、屋根の下に作られ、競技は木、ないしは他の材料で作られた人工的な床の上で行われた。要するに現在スキットルス(*)ゲ−ムのレ−ンの形式となっているものである。

ボウルズゲ−ムは夏のレクリエ−ションであり、このゲ−ムの愛好家は、冬の余暇のためにも同じように面白い娯楽を望んだのである。やがてスキットルスゲ−ムとか、その他屋内でできる類似のゲ−ムが考え出された。

スキットルスゲ−ムは多くのヨ−ロッパ人達の間で人気があった。スキットルスゲ−ムは、やはり9本のピンを必要とするものの、現在(1801)行われているものは、9柱戯とは実質的に異なっている。9柱戯を行なうには、あらかじめ競技者相互の同意によって決められた距離に立ち、ボウルをピンに向かって投げる。そして、いかに少ない投球でで全てのピンを倒すかを競うのである。

スキットルスゲ−ムでは2重の努力がいる。すなわち、1つは転がすことによってであり、もう1つは軽く投げることによってである。前者はピンから21フィ−ト離れた所から行われ、後者はピンが置かれた枠(フレ−ム)の上に立ち、並んだピンの真中にボ−ルを投げることによってなされる。両方の場合とも、ボ−ルがもどってくる以前に倒されたピンの数が、フェア−と呼ばれ、そのプレィヤ−の得点として勘定される。というのは、普通ボ−ルはフレ−ムの向う側まで転がり、それから戻ってくるからで、戻ってきたボ−ルによって倒れたピンはファウルと呼ばれ、もちろん得点とはならない。(つづく)

(ABC“ボウリング”の歴史より掲載)

*スキットルス(skittles 9柱戯)
ナインピンボウリングの一種。10世紀−17世紀頃まで中世イギリスで大流行、仕事を怠ける人が続出、時の為政者からたびたび禁止令が出された。ある種のスキットルスは、ボ−ルではなく「おはじき」状の平らな円盤を床に滑らせ、9本のダイヤモンド型に配列されたピンを倒したが、統一ル−ルはなかった。
出典●ボウリング大辞典(宮田哲郎/編著)

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