●視覚障害者世界選手権大会を振り返って●
●視覚障害者世界選手権大会を振り返って 東京都ボウリング連盟 田母神 恒二 氏 第3回IBSA(国際視覚障害者スポ−ツ連盟)テンピンボウリング世界選手権大会が、11月2日−11日まで、オ−ストラリア・キャンベルタウン AMF Macarther Bowl Kellicar Laneにて開催され、2002年に第1回フィンランド大会、2004年第2回アメリカ大会に続く大会となり、今大会はオ−ストラリア・チェコ・中華台北・フィンランド・イギリス・日本・マレ−シア・アメリカ・ニュ−ジ−ランドの9ケ国から参加選手72名、参加役員40名(日本からは選手7名、監督・コ−チ3名計10名が参加)のほか多くのボランティアに支えられ盛大に開催された。
成田を飛び立って9時間半、2日朝シドニ−空港に9:00無事到着。いきなり大雨の中バスに1時間ほど乗りキャンベルタウンの滞在先リッジスホテルに着いた。翌3日は昼から地元のFestival of Fishers Ghost Parade(猟師のおばけ祭りパレ−ド)に各国代表団も全員参加、沿道の観客の大声援のなか、それぞれが国旗を先頭に約1qにわたり行進した。夜は滞在先ホテル近くのア−トギャラリ−でウエルカムレセプションがあり、歓迎ム−ド一色の一日となった。キャンベルタウンは埼玉県越谷市と姉妹都市になっており、広いKoshigaya Parkの中には越谷市から贈られた日本庭園もあり、レセプションのあと地元議員さんが案内してくれた。
4日からは、クラス分けのための視力検査、ボ−ル検量が厳密に行われ、監督会議、公式練習というスケジュ−ルののち7日からいよいよ競技開始となった。競技はWTBAの規則に準じて行われ、B1・B2・B3各クラス個人戦6ゲ−ムの他、2人チ−ム戦6ゲ−ム、3人チ−ム戦4ゲ−ム、4人チ−ム戦4ゲ−ムとと−タル20ゲ−ムのクラス別の個人総合の競技種目で熱戦が展開された。日本選手は現地到着後の練習量も十分で故障も無く体調も万全で臨み、初日の個人戦B1女子で江村さん、B3女子で森澤さんが金メダルを獲り、日本選手団に勢いをつけた。力みや緊張感でなかなか普段のボウリングができないところもあったが、B2男子の森選手はスピ−ドと回転を生かし大会全体の個人ハイゲ−ム259点をマ−クするなど、ト−タル的には日本人選手はそれぞれが実力を発揮することができ、多くのメダルを獲得することができた。大会期間中、雨の日が多く、気温も17度前後の毎日で、選手の体調が心配でしたが、風邪をひくこともなく、素晴らしい成績を残し11日夜、全員無事に日本に帰ることができました。 《大会入賞成績》 個人戦(6ゲ−ム) *クラス分けの基準 現在、全日本視覚障害者ボウリング協会の会員は全国で約130名の登録があり、各地で活動しております。しかし、特にB1クラスの選手についてはガイドレ−ルの設置や補助員の確保問題もあり、いつでもでこでもできるという訳にはいきません。東京ではいくつかのセンタ−にガイドレ−ルの保管等、ご協力いただき活動しております。選手の強化という意味でも指導・育成を含めて各都道府県連盟・センタ−のご協力をいただき各地域での活動が今後さらに活発に行われるようになればと思います。 |