●自己客観視能力が社会人には必要-2●
●嫌な人とは仕事をしないもの 明治大学文学部教授 齋藤 孝 氏 1960生 仕事の面白さは、人とディスカッションや会話をする中で互いの潜在的知識を引き出し合い、そこから新たなアイデアが生まれていくこと。それは業界に関係なくどんな仕事においても同じです。それだけに、場の空気を読んだり、人と協力し合えるコミュニケ−ション能力はやはり社会人として必要になってきます。ビジネスって聞くと一見ク−ルなイメ−ジを抱きがちですが、意外にも感情的な交流が根本にあって、そこからさまざまな人間関係を築きながら新たなビジネスを創出していくもの。事実、どんなに社会の効率化が進んだとしても、嫌な人とは次の仕事をしょうとはしないものです。 先ほどの「自己客観視能力」や「アイデアを創出できるような刺激的な会話力」を習得するためにも、ぜひ仲間内でメタ・ディスカッションを実践したり、一つのゴ−ルを目指してディスカッションをしてほしいですね。さまざまな力がつくだけでなく、それが仕事の基本スタイルを学ぶことにもつながります。 そして、どんな部署に配属されても「来た球は打つ」の精神でとにかく頑張ってみてください。クリエ−ティブな仕事イコ−ル企画職と思っている学生も多いと思いますが、それはクリエ−ティブという言葉に惑わされているだけ。新しい価値、新しい人間関係を生み出すことがクリエ−ティブであって、どんな職種においても求められることだったりするのです。だからこそ、言葉や職種にとらわれず、どんな仕事でもまずはやってみることが大事。そこからまたいろんな自身の可能性が見えてくるし、仕事の面白さも実感できます。(おわり) |