●すべては音楽から生まれる●

北海道 富良野
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●何歳であっても、今こそベストなタイミング 脳科学者 茂木 健一郎 氏

僕にとって、音楽はインフラです。クラッシックを聴いたとき、脳の中の喜びを感じる部位が活性化します。ちょうど、おいしてものを食べたり飲んだりしたときと全く同じ部分です。単なる空気の振動であるはずの音楽が、生きるために必要なものと同じ作用を起こすということで、大変話題になりました。

ただし、ほかの人が良いとったものを聴いてもそうなるとは限りません。自分が好きな音楽を聴いたときだけ、そういう活動が起こります。だからある意味では、自分が愛せる音楽をたくさん持っている人は、それだけ豊かな生活が送れるということ。一番大切なのは、愛せる音楽を見つけることです。一曲見つけていただけたらうれしいですね。愛する音楽が増えれば、自分の財産が増えるようなものですから。

脳はいろいろなものに触れると、それだけ発達します。いろいろな言葉に接して言葉が磨かれるのと同様に、音楽もいろいろなものに接しないと磨かれません。脳の中には、もともとオ−ケストラがあるようなもの。そこにいい音楽が流れている人が、いわゆる頭のいい人だと思うんです。だから頭を良くしたり、感性を育もうと思ったら、いろいろなものをたたき込んでやればいい。遅すぎるということはありません。むしろ大人になって意識的に出合ったものの方が、人を大きく変えるきっかけになることもあります。何歳であっても、今こそベストなタイミングだと思えばいいんです。

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